少し時間が空きましたが庭の整地も完了し、2期工事の計画がスタート。
ということで、さっそく現地の状況確認と計画の打合せへと竣工して1年程のオフィスへお伺いしました。
流れている時間がここちよく、そしてグリーンスペースのお二人とのお話しも楽しく、同じ空気を感じる方々とのお仕事をさせていただけてる事に幸せを感じつつ、、、。
グリーンスペースさんの庭師としての文脈、原風景としてのカルチャー、そこがミックスされた庭のようの公園のようなアートのような、とにもかくにも、まだだれも見たことのない場へと変貌する計画がいよいよ始まりました。

リノベーション工事は一旦完成したので、今日exp塩谷淳さんに竣工写真を撮影いただきました。
温かい陽気な春の気候と、新緑に覆われた庭から差し込む光や風が、最高に気持ち良いこの時期に撮影に入らせていただく事が出来てよかったです。
ついつい腰掛けたくなる大きなテラス窓は、ただ庭を眺めているだけでもその時間の贅沢さを感じられる場所になったのでは、と思います。
2期工事として、この庭もグリーンスペースさんの手により姿形を変えることになる予定ですが、それはそれでまた楽しみです。
また新しくなった事務所でいろいろ面白いことを企んでおられるみたいなので、これからもますます目が離せない魅力的な庭師集団のみなさんです。

オリジナルの椅子を設計させていただき、工務店さんに制作していただきました。
今日はその座面のクッションを届けに行ってきました。

キーストンプレートの座面にフィットさせるようにクッションを配置しています。
3脚並べるとベンチのような形状にもなります。
素材は、構造用合板、キーストンプレート、硬質ウレタン、この3つで構成しています。
それぞれの適材適所な素材を選択し、素材の特性がイスとしての機能を必要十分に成立させています。

お施主さんと、現場の最終確認を行いました。
現場は照明が通電し、天井にバウンドしたやわらかい光がふりそそいていました。
残工事等整理し、最終美装に向けて仕上げます。
改装前に使われていたダウンライトをペンダントライトにコンバージョンしました。シェードはグリーンスペースさんらしいビビッドなカラーリング。なかなか塗装の為の養生が大変だっただろうと感じさせる形状。良いものをつくろうと尽力いただいた嵩倉建設様には感謝しかありませんね。

完成間際に現場へ行って、自分と工務店さんしか知らないような（気づかないような）ディテールやちょっとしたこだわり、変化球、そういうものを一人うろちょろして写真に納めていく作業をしていると、あぁこの現場もいよいよ工事が終わり引き渡ししてしまうんだなと感じます。
楽しい現場はいつまでも完成してほしくない気持ちになります。お施主さんは待ち遠しいと思いますが、、、笑
今日は、fabricscapeの方々が現場で、とても細かい作業をされていました。自然ってこういう事なんだ、庭師の仕事ってこういう事なんだって体現したような作品になっています。こちらも完成が楽しみです。
最後はお施主さんであるグリーンスペースさんに、特注のプランターに小さな庭を作庭いただき、建物は出来上がります。
身の回りの魅力的な人たちとつくる協同作品は、日々発見と刺激があります。そんな楽しいプロジェクトでお手伝いができることに喜びを感じます。

入り窓の窓枠は壁面収納の色、素材に合わせて、シルバーとすることで、外の空の色や、植栽の色がぼんやりと窓枠に写り込んできます。
季節や時間の変化を、より内部へと引き込んだ計画としています。
今月末完成を目指して、現場は日々奮闘中です。

現場へ行くと、吹き抜け部の格子床が施工されていました。
もともとは1階はコンクリートの壁で覆われ、自然光が入らず、上下階が完全に分断された状態でした。
そこでまず、2階の南側にあった二つの窓を統合し、庭に面して大きな開口部を設けています。
この大きな開口部からの自然の恵みを1階へと到達させるべく、2階の南側床を一部取っ払っています。南側にできた吹き抜けに、階段や格子床を設計しています。
1階には格子ごしにやさしい光がふりそそぎ、自然と人があつまる気持ちの良い吹き抜け空間になることを期待しています。

庭につながる大きな開口が開けられていました。
今までの壁に囲われた空間が、ぐんとよくなり庭の構想に思いが飛んでいゆきました。
そして、今日は庭師さんでもあるお施主さん、グリーンスペースさんと、工務店さんとで外構の打合せを。
日本庭園とストリートカルチャーがミックスしたおもしろい試みを考えておられます。
さすが、オーセンティックでヒップな庭づくり集団です。
建物と庭どちらも出来上がったところで、オープンハウスならぬオープンオフィスならぬ、オープンガーデンを開催できればと考えています。
ものすごく楽しい設計に携わらせていただきうれしい限りです。

新年、現場へ行くと内部の壁面本棚の絶賛工事中でした。
今回、屋内と屋外を隔てる外壁を、くるんと裏返したような考え方の内装としています。
室内に出窓やプランターが入り込んできています。
それにあわせ室内の壁仕上げはガルバリム鋼板貼としています。
鋼板のジョイントが、本棚の棚板で隠れるようにきちっと割付して施工していただいています。
どんどん変化する現場に置いていかれないように感度高くありたいものです。

現場はこつこつと丁寧に進んでいます。
施工者さんとの打合せに現場へ行くと、2階の床に開口が開いていました。
実はこれも窓です。
窓は外壁に付くだけのものでなければ、壁に付くだけのものでもないのです。
今回は1階と2階を隔てる床に設計してみました。
○○はこうあるべきだと決めつけずに考える事が、あたらしい発見や変化につながると考えて私たちは日々設計しています。

この窓、最終的にどうなるかお楽しみに。

コンクリートの壁に囲われた半地下空間には、自然光を取り入れる為に上の階の床を一部めくっています。
ちょうど南側の窓から光がさしこみとても気持ちの良い半地下になっていました。
ここではスタッフの方たちが仕事をしたり休憩したり雑談したり、会話や行為があつまる光だまりになるように設計しています。
現場は、窓のまわりには壁面収納の墨だしがされています。まずはなんといっても今回のもっとも大切な要素窓まわりから工事に入っていただきます。

内部解体が進み、室内の柱や梁、屋根組等を確認してきました。
ある程度想定していた通りの木組でしたが、一部大きく断面欠損した柱等について、その必要性と然るべき補強等を入っていただいている大工さんと相談しながら、躯体の改修・改装方針を決めました。この時が大工さんとの初めての短いやり取りでしたが、このプロジェクトに前向きな姿勢と丁寧な現場作業がそこにはありました。
自分達らしさ（グリーンスペースさんらしさ）を求める自由な感覚のお施主さんと、こうしたいああしたいを気持ちよく言える空気感をつくってくれる工務店さん、これはもう間違いなく良いものができるチームの感じだなと確信しました。
そうなってくると、次の現場打合せが楽しくなるものです。

ゆっくりじっくり進めてきましたが、大安の本日、施工者さんとの請負契約でした。来月からいよいよ着工です。
設計図、まとめはしましたが、工事中も考え続け、よりよくなる提案はどんどんしてゆきます。
まずは内部解体からになりますが、解体してみてそこで今一度この設計の内容を見つめなおすタイミングだといつも考えさせられます。
工事監理中は特に、疑う事、考える事、挑戦する事、をし続ける必要があります。やっぱり現場はわくわくします。

お施主さんでもあるグリーンスペースさんの庭にふらっと出ると、庭にはザクロの実が成っており、それがまたおいしすぎました。こうやって四季を感じられる庭って純粋にいいなと感じます。
建物改装の次なるステージもまた楽しい事がありそうなので、ここからもっと盛り上げて行くのみです。

お施主さんであるグリーンスペースさんと、外出先からのwebリモート打ち合わせでした。

図面にそって進捗報告と確認程度の打ち合わせであれば、PCの画面を共有できるweb打ち合わせはとても便利だと思います。

さて、今日は外にいたので、青空のもと（実際には黄砂がすごかったので青ではないですが、、、）PCをひらいて打ち合わせをしていたのですが、気づけば、手元の図面上の樹木にてんとう虫がとまっていました。タンポポと勘違いしたのか、モノクロの図面にうつくしい色をいれてくれていました。

今計画しているオフィスも、鳥や昆虫が実際に集まってくれるような庭と連続した、気持ちの良い外の環境を感じられる場所にできればと感じました。

先月現地で打ち合わせさせていただきました、グリーンスペースさんの事務所リノベーション。
本日模型と図面でご提案でした。
周辺には、自らつくられた季節ごとに表情をみせる庭、すごく近く感じる高安山、道路はさんで広がる田園。出窓の多い既存建物の内部にそれらを引き込むべく、出窓ならぬ入り窓を用い、事務所内にさまざまな場をつくるという提案をさせていただき、内容を気に入っていただき、来年完成に向けて走り出すことになりました。

来年の楽しみがまたひとつ増えました。

いつも作庭でお世話になっております、グリーンスペースオオサカさんから事務所リノベーションの設計ご依頼をいただき、現地でお話しをお伺いしてきました。

以前に、グリーンスペースさん主催のトークイベントにも出させていただき、建物や周辺環境の雰囲気などはイメージとしてありましたが、今日は季節的にも、事務所横の木々たちがものすごくきれいな表情でした。

この豊かな環境につつまれた場所に、既存の建物を活かしながら魅力的な空間を模索してゆきます。