グランドーマのお施主さんの誕生日会に参加させていただいてきました。
建物ができあがった後も、その後もこのように楽しい会によんでいただけることはとてもありがたい事です。
そこでおっしゃってた言葉、

「今日良くしてくれた事、同じような事を、自分の親にもしてあげてください。」

これは非常に感慨深く、強く心に入り込んできました。
設計を通してたくさんの人と出会い時間を共にする事で自分の人生観が養われていく、すばらしい職業だなと改めて感じました。

先日、外部の床にタイルを施工いただきましたので、その部分の竣工写真の撮影に入らせていただきました。
冬の南阿蘇村は日中でもものすごく冷えこんでいましたが、そんな中、写真家の塩谷さんには半日間外で撮影していただきました。
深緑の青々した阿蘇山もきれいですが、枯れ色の乾燥した風が目にみえそうな冷え込むこの景色もまた魅力的でした。
一年を通して表情豊かな阿蘇山に対峙した、最高の土間空間。
ちなみにここで採用させていただいた小さな丸いせっき質タイル。このタイルメーカーさんの施工事例としてカタログ等に掲載いただく予定です。

先日の一年点検で、土間部分のカラーモルタルのひび割れ補修後がどうしても気になるとお話しがありました。
モルタル仕上げ、どうしてもひび割れしてくることがあり、補修をするとそれがより目立つことがあります。この状況に対して、新たにタイル貼りを提案させていただき、ご採用いただきました。

みんなで、もともとのベンガラ色の土間に少し未練を感じながら、グランドーマの新たな土間空間を、丸の形をしたせっき質タイルで仕上げました。

気持ち建物が少しやわらかな表情になった気がして、訪れる人により親しみを感じてもらえる空間になったのではないかと思います。

昨年竣工しましたグランドーマ南阿蘇へいってきました。

今日はものすごく阿蘇五岳がきれいに見えており、世の中いろいろあった1年でしたが、久々にここに来れて安心しました。

また、このプロジェクトを支えてくださった方々、この場所を共に盛り上げていくメンバーとして集まった方々のプレートを制作して設置して頂きました。

竣工から1年、いろいろな課題点も見え、より快適にすごしていただく為に改善方法等施工者さんと相談しながら検討してゆきます。

実はこの場所で次なるプロジェクトが動き出しそうです。そちらは「南阿蘇のドミトリー」にてご紹介します。

完成検査を行いました。

大きな問題はなく、ここまで建物を建設していただいた施工会社さんにまず感謝したいと思います。

夕暮れの土間も雰囲気よく、まっくらになるまで土間から阿蘇山を眺めていました。

階段のブラケットライトに、まるで皆既日食のように幻想的に光る照明をオリジナルで制作していただきました。

壁につけるブラケットライトですが、実はダウンライトとして売られている小さな照明器具を使っています。

冷たいコンクリートにぼんやり光る照明が温かさを感じます。

おおかたの工事が完了しました。

ちょっと前までは現場に出入りされる職人さんもたくさんおられ、いよいよ完成間近という雰囲気でしたが、今日行くと、少し落ち着いた現場の雰囲気があり、「あぁ、もうすぐ引き渡しなんだなぁ」と安心と寂しさを感じました。

先日検討して決めたサインプレートも出来上がり現場に届いていました。

金属板の天井が貼られました。

地上階の天井は金属板にしています。

阿蘇の雄大な風景や、建物周辺のヒノキ林を引き込むように、光を反射する素材を選定しました。

空の青さや、深緑の色が建物の中へと取り込まれ、室内にいても、阿蘇の自然が感じられる空間を目指しています。

地下玄関ホールにきれいな光が差し込みます。

外へ出かけるとき、この光があるだけで少し高揚感があふれ、ちょっとした外出も楽しいものになるかもしれません。

ドライエリアを気持ちよく設計し、地階でも風通しのよい住まいを目指しています。

前回の現場確認で、コンクリート打ち放しの仕上がりをチェックし、補修すべき場所を指示させてもらい、丁寧に打ち放しの補修をしていただきました。

外部の足場が外れ、完成へと向かっていますが、内装、外構はまだまだ奮闘中。

よりよくすべく、最後まで自分達の設計を信じて疑い、見極めてゆきたいと思います。

阿蘇山の噴火は、カツを入れてくれているかの如く、迫力がありました。

地上階の各部屋には、さまざまな人が来ることを想定しており、カフェ、ギャラリー、オフィス等、それぞれサインを計画しています。

今回はスチールの切り抜きで制作して頂くのですが、その大きさや取り付け位置の確認を、紙で作ったサンプルで実際に確認します。

どのような空間のもとで見るかにより印象は大きく変わるので、実際に試して確認すること以上に良い方法はないなと感じます。

ちなみにフォントは建築の形をモチーフにオリジナルで制作しています。

今年初めての現場確認と打ち合わせで阿蘇へ行ってきました。

コンクリートの壁に、鉄骨の大屋根がかけ渡されました。

大屋根の下の抜けた空間は、この建物の一番コアとなる場所でもある、たくさんの人がわいわいと集まる自由でおおらかな土間です。

完成して、みんなから愛される場所になっていくことを願います。

地階の壁型枠がセッティングされ、部屋の形があらわれてきました。

立体になり、身体で空間の質を体験します。この瞬間はとても興奮します。

ずっと二次元の図面を描いてきて、いよいよその線が作る立体空間を感じられる時、設計という仕事の魅力を感じる瞬間の一つだと思います。

曇り空の中、地階部分の基礎配筋検査を行いました。
傾斜地部分をえぐり取るように計画しており、地下ではありますが、どの部屋からも阿蘇山が望める設計としています。

本当に長かったです。
やっとやっとの思いでこの日を迎えられました。

やはり熊本は今もなお、震災復興中ということもあり、最後までご相談にのっていただける施工会社さんも少なく、建設費の高騰も相まって、なかなか前に進めないでいました。

しかし、ようやくお施主さんと施工会社さんで請負契約をしていただき、地鎮祭を迎えることができました。

現場が進むのが楽しみでやまないです。よりよい空間を目指しチーム全体で盛り上げていこうと思います。

見積りをしていただく為の設計図書が一式まとまりました。
工事見積にご協力いただける施工会社さん数社に、直接ご説明をさせていただきました。

初めてお会いする方々でしたが、前向きにお見積りいただけそうで、ほっと一安心です。

この建築の使われ方、人の集まり方をお話している中で、全体構成を大きく検討する必要がある諸条件が出てきました。

新たな条件に合わせた建築のご提案の為、簡単なスタディ模型をつくって検討しています。
形は違えど、はじめに目指しているおおもとのコンセプトは踏襲し、ブレずに良いものを考えてゆきます。

昨年の年末に現地で感じた事、この風景に対してあるべき建築の姿を模索しご提案しました。傾斜地と呼応する建築としての屋根が、阿蘇山を望む場をうみだします。

中央の土間空間はアプローチから阿蘇山の風景へとぬけて気持ちの良い場所となりそうです。

新規プロジェクトの現地調査に、熊本県は南阿蘇村までいってきました。

お施主さんからは阿蘇山が見事に見える敷地だとお聞きしており、すごく期待して向かったのですが、あいにくの雨。これはまた近々リベンジする必要がありますね。

このヒノキ林を抜けたところに計画地があります。

今回のプロジェクトは、スタジオモブさんとの共同設計になりそうで、ものすごく楽しみです。

良い建築を目指して。