2021 OHArchitecture

岡山の飲食店

Project

以前、弊社で設計させて頂いた岡山の店舗付き住宅でのご縁をきっかけに、お施主様の二号店となるお店の設計を行わせて頂きました。
場所は商業施設内のフードコートの一区画です。

区画内の構成は、メインの店舗厨房と、店舗占有客席数席で、外部共有通路に一般客席が広がる構成となっています。

この構成に着目し、店舗占有客席部分でしか味わえない空間体験を盛り込むことを課題としました。
占有客席では、「厨房での料理の過程」、「厨房での出来事」、「厨房でのストーリー」を見て楽しむ事ができる客席であるという事をふまえ、客席を厨房の延長として一体的にデザインすることで、食べながら感じられる厨房の臨場感や、作る段階から視覚と臭覚で楽しめる食事、出来たてを食べるという感覚を得られるお店となることを目指しました。

お店のコンセプトを表す曲線状のカウンター天板は、厨房機器を置く台にも客席の机とも活用されます。厨房-客席間の長スパンを支持する耐力を確保するため、屋根構造材のデッキプレートを黒皮鉄板で挟み込み、サンドウィッチ構造としています。

また、カウンターと共に厨房から飛び出したステンレスボックスは天板支持構造であると共に、収納家具として機能し、仕上げを鏡面仕上げとすることで、店舗外部の環境を映しこみ、周辺環境を店舗内部へと引き込む設計を行いました。

More Photos
2022.09.20

グランドオープン前の静寂

写真家の塩谷さんに竣工写真を撮影いただきました。
9/23グランドオープンをひかえ、一時の静けさの中での撮影でした。
竣工検査チェックでの手直しもおおかた出来上がっており、無事にオープンを迎えられそうで一安心。
岡山のヨンヒャクドさんは、大変人気で本店の予約もなかなかとるのが難しいと耳にします。
今回設計のお手伝いさせていただきましたお店は、飲食施設のフードコートの一テナントになるので、予約なしでいただく事ができると思います。
次岡山に行った時は食べに行きたいものです。

2022.08.31

空間に佇む厨房機器

2022.08.09

重たい床と軽快なカウンター

2022.08.03

鉄骨確認

2022.07.11

原寸大の床図面

2022.07.04

床の様なカウンター

2022.05.09

CGより模型、模型より空間

2022.01.27

いよいよ設計も終盤

2022.01.20

魅せられたテクスチャー

2022.01.18

必要十分な情報としての模型

2021.09.30

こねる、きる、盛り付ける、焼く 、食べる

2021.09.06

400℃へ