海外の建築サイト ArchDailyに載りました。編集の方でセレクトされた写真が日本のサイトとは違い、興味深いです。空間に対して正対した写真を多く選ばれているようで、海外はパースペクティブな写真が好みなのか、線材が多いので奥行き感が出る正対写真を選んだのか、理由が気になります。

竣工後１年が建ち、庭のメンテナンスの立会。作庭して頂いたグリーンスペースさんは作庭後もきちんとメンテナンスをして頂けるので、とても心強いです。（もちろんメンテ契約は必要です）

前庭の緑がとてもよく育っており、１年前の竣工時の写真と比べるととても同じ庭には思えないです。将来の緑の姿や季節の植物のふるまいを想像して計画するのは、建築の計画とは異なり、自分ではとても出来ないなと感心しきりでした。予算が無くて庭を後回しにしている方はぜひグリーンスペースさんに相談してみてください。

先週末、オープンハウス＆ギャラリーを行いました。50人くらいの人に来ていただき、写真や物販も売れたので、とりあえずイベントとしては成功だったと思います。

自分自身も来た人に説明したり、質問に答えたりして、この建物の在り方が深まったような気がします。

今後も、このようなイベントをやっていきたいと思います。

建替え前の庭においてあった踏み石。

掘ってみたら大きく立派だったので、現場で取ってもらっていました。

庭師さんに事前に伝え、中庭に据え付けてもらうことに。

３人がかりで何とかいい位置に調整してもらい、作庭してもらいました。

なんか〇的ビフォーアフターな感じもありますが、

この石をうまく使っていい雰囲気の庭が出来上がりました。

造作家具のカウンターの納まりの検討中。実際のサンプルを使って、曲がり具合と見え方を確認してます。

これを使う部屋は外側も内側も出隅にアールを付けたり、丸い鏡を付けたりしてるので、あえて小口を坊主面にしてみました。

今まで、坊主面で納めたことが無いですが、スモーキーピンクのリノリウムならいい感じにかわいくなるかなと。今から出来上がりが楽しみです。

もこもこしたピンク物体は吹付の断熱材です。

鉄骨造の建物なので下地の隙間にきちんと充填できるので、採用してます。

もこもこ見えても密着性が高く、硬いので、

このまま仕上げにしても面白そうです。

名和晃平さんのアート作品みたいにも見えて、

個人的にはすごく好きなのですが、

法的に内壁を貼る必要があるので、

今回は断念することにしました。

水平ブレースを隠すため、ブレースを避けて床の下地を組みます。

ビスで下地を固定すると天井からビスが見えてしまうので、

床デッキの溝にボンドで木下地を固定し、

その上からさらにブレースを避けるように下地を組み、全体を固めます。

見えない部分の職人技が全体の空間を支えており、

このような積み重ねが空間を質を高めると思います。

スケッチを元に現場で原寸納まりを書き、確認します。

現場で感じた空間を実現すべく、断熱ラインを一部変更して、シャープな入隅の納まりにしてもらいました。

細かい部分ですが、コンセプトに則したディテールが積みあがることで、空間がぐっと引き締まると思います。

床デッキと水平ブレースが逆になってますが、間違いではないです。

今回は床デッキがそのまま天井仕上げになるので、

通常H鋼の上にのせる床デッキをH鋼の下フランジに落とし込みます。

梁成・梁幅が小さいので現場はかなり苦労してました。

その甲斐あってとてもきれいな天井面が出来上がりました。

デッキ素材も通常の錆止めや亜鉛メッキではなく、

黒皮鉄なので、錆びないように気を養生していきます。

写真で分かりにくいですが、根切で地面を掘って見たらコンクリートの塊が出てきました。よくよく見てみたら、隣の基礎コンクリートがあふれ出てたみたいです。敷地ぎりぎりに建物を立ててるので型枠を入れずにコンクリートを打設したようです。。。

掘って見ないと分からないですが、地下埋設物は要注意です。撤去にも捨てるににもお金がかかるし、工期も伸びてしまいます。