今週は検査ウィークで連日の淡路島です。商業施設など大きな規模になると、消防、危険物、ガス、下水、確認申請、省エネ、バリアフリーなどなど、行政や第三者機関の検査があります。これは、不特定多数の人々が利用する施設に対して、安全に利用可能かどうか判断してもらう最後の重要な手続きです。
なんとか検査を乗り切ったので、これからの引き渡しとオープンに向けて、引き続きスピードを緩めず、邁進して行きます！
※現場近くから、以前設計した建物が霧に包まれていて、幻想的でした。

今日は一日中、現場でしたが、ちょうど夕方に現場確認をしてて、良い海と空の景色に出会えました。

軒下に広がるウッドデッキ（まだ下地ですが）では、この空と海を望みながら、BBQや食事をすることが出来ます。今の時代、このような半外部空間はとても重要だと感じており、今後もこの価値を広げていきたいと思います。

このプロジェクトは敷地に恵まており、自然の景色がとても素晴らしいです。ただ、建築があることで景色と距離感を定めることもでき、ここにしかない風景を創ることが出来ると思ってます。

現場は足場がばれて、空間と風景の骨格が見えて来てます。オープンまであともう少し、ここにしかない風景の紡ぐべく邁進していきます！

少し前ですが、現場の状況をドローンで空撮しました。７枚の屋根が折り重なることで３棟の建物が作られています。アウトモール形式の分棟の建物群とし、建物間にフォレストコート、オープンコート、ビスタコート、ウエルカムコートと特徴的な外部空間を演出することで、様々なアクティビティを誘発する計画になってます。

施設のHPもアップされ、現場は佳境を迎えてます。アクアイグニス淡路島 https://www.aquaignis-awaji.jp/

現場は佳境に差し掛かり、どんどん仕上がって来てます。瓦のタイル、コンクリートの洗い出し、薬石仕上げ、まだ課題はありますが、手仕事の味があり良い感じに仕上がって来ています。引き渡し工期も、もう少しなので、現場のスピードを落とさないように全力で走って行きます！

設備機器が入ってきました。温浴施設に必要な濾過器やボイラーなど、それぞれの個性があります。青色で可愛らしいやつ、鈍いステンレスで男前のやつなどが機械室に並びます。お客さんは見れないですが、この機械達が頑張って温浴施設を支えてる感じはなんか頼もしいと言うより微笑ましい感じ（笑

この機械室はお客さんの目に着くところにあるので、外観は淡路島産の瓦で良い感じに隠されています。

建物を建てることは環境を破壊する反面、景観を作り、その場所の風景を紡いでいきます。この敷地周辺は埋め立地のため山が削られた歴史があります。

この場所に少しでも自然を取り戻しつつ、あるべき風景を紡ぐために松林を計画してます。300本以上ある松の木の中から50本程度選んでいきます。植える場所を考えつつ、大きさ、立ち方、枝ぶりを見て、一本一本丁寧に決めていきます。

淡路島は言わずと知れた瓦の産地です。これをどう建築に取り入れようと模索してた1年前。ふとしたご縁で南あわじの大栄窯業さんと知り合い、やっと瓦外壁の施工が始まりました。

コストのこともあり悩んでた出隅の納まり。現場が始まってからやはり出隅も瓦にしたいと思い直し、特注でお願いしました。初めてのことはなかなかやってくれない所も多い中、全力で良いものを作ろうとしてくれる気概がとても嬉しいです。

私も初めてのことを恐れず楽しめるように、気を引き締めて進めていきたいと思います。

メインの温浴棟以外のレストラン棟とサイクル棟の鉄骨も進んでます。温浴棟が139Φの丸柱に対して、101Φの丸柱が同じ4500ピッチで並びます。（一部、89Φもあります）柱をサッシサイズまで落とすことで、海への眺望を最大限に活かす計画としています。

思ったより細くて、細長比が違和感があるので、地震が来たらちょっと不安な感じがしますが、ちゃんと見えない部分で頑張ってるので大丈夫です！

年内最後の現場定例。黒い床が光り、なんとも幻想的な雰囲気。これは洗い場・浴室部分のアスファルト防水を施工したところです。ルーフィングシート複数枚を交互に積層して防水層を作る工法で、溶融釜で250℃程度に溶融した防水アスファルトを用い防水します。昔からある工法ですが一番信頼ができる防水です。（と所長も言ってました。）

温浴施設特有の課題がまだまだありますが、良き施設になるように現場と一丸となって尽力していきます。

現場は屋根下地が張られて、空間の骨格が見えてきました。整然と繰り替えされる柱梁とデッキプレートとブレース。メッキと錆止め鉄骨のみのシンプルでグレーな躯体はとても魅力的ですが、これから外装と内装が入り、見えなくなってしまいます。

やはり、見えないところまで美しい建物は最後も美しくなると思うので、そうなるようにギリギリまで検討していきます。

あと、建物が出来上がったら見れなくなる屋根から見る風景は貴重で、いつもこのひと時の時間がすごく好きです。

鉄骨建て方が進んできました。この建物は公園内に建つ建物なので、東屋のような屋根だけで出来たような外部と連続した空間を目指しています。

写真の躯体だけの状態は建築のピュアな姿が現れるとても好きな時間で、会いたい人にやっと出会えたような感じがしてテンションが上がります。ピュアな気持ちを無くさないようにこれからも強度を落とさず進めていきたいと思います。

今日はエステのテナントさんや事業主と打ち合わせ。今回は全てのテナント設計のすべて行うことになっているので、色々な人の意見をまとめて、良いコンテンツと場所になるように、イメージを具現化していきます。

商業施設はテナントさんが決まってからプランを調整していくので、躯体の関係で出来ないことが出てきます。ただ出来上がったらそれが分からないように、こうあるべき姿になるように仕立てていきます！

現場は、鉄骨建て方がはじまりました。プロポーション的には細すぎず、スリムな柱になったかなと思います。

現場で店舗運営者と打ち合わせ。使い勝手や運営仕方について話を詰めていき、より良い店舗になるように目指していきます。

写真は基礎と床スラブのコンクリート打設が終わったレストラン棟。凸凹しているのは厨房区画やカウンター床が下がったり上がったりしてるため。料理人とお客さんと目線や海の見え方を考慮して断面を最終ブラッシュアップしていきます！

今回は海岸沿いで漁場に近い事もあり、養殖に影響があるコンクリート工事をなんとしても今月内に完了する必要がありました。なんとか現場の協力と頑張りがあり、期間内に終わりそうで一安心です。

その後の打ち合わせでは、シビアなスペースの関係で、プラン調整が必要になりそうです。ただこうして現場で試行錯誤して、より良い施設にするの妥協せず進めて行きます！

現場でプールからの見え方を確認して、腰壁の高さを調整しました。

手すりが見えず、プールの水盤と海と空しか見えない風景をつくります！

現場は型枠が建て込まれてきました。近隣関係で９月中にはコンクリート打設をしないといけないので、緊張感を持って現場が進んでいきます。

カラフルなしるしはスリーブと言って、配管が梁を貫通する場所を示しています。この建物はあえて1.5m程度床レベルを上げることで、眺望を確保しつつ、床下をピット配管スペースに利用するという合理的な計画になっています。ただ、構造上スリーブの位置は決まっているので、多くの配管を通すのに苦労を強いられています。

今日は現場定例で配筋検査や附属棟のとこ付けの確認。特に商業開発の現場は待った無し感じで、どんどん進んで行くので、なかなか身が引き締まります。

1mくらい掘ると岩石が出てくる良好な地盤。掘った岩石がいい感じなので、ランドスケープとかで活用したいなー

瓦外壁のモックアップを確認して、納まりや見え方を確認。個体差があるので取り合いは難しいけど、良い構えにはなりそうです。

快晴の中、地鎮祭を執り行いました。

コロナの影響で事業の見直しや基本設計のやり直しなど

構想から2年半経て、無事本日の日を迎えられて一安心。

地縄も確認しましたが、

通常、小さく見えがちな建物も長すぎて全体像の把握が難しい。

ただ、プールや露天風呂からの見え方を再確認でき、これからの現場が楽しみです。

先行して完了した国側の工事の仕上がりを確認するために現地に向かいました。

クライアントにも同行してもらい、各施設からの見え方など図面を元に説明しました。

長く起伏がある敷地で場所ごとに見え方が異なりますので、手すりや窓など高さを微調整して設計に落とし込みます。

実施設計中で今日は軒先まわりの納まり、施工方法を打ち合わせしました。

ズームでゼネコンと業者さんとあーだこーだ言いながら、ブラッシュアップしていきます。

パソコンを画面共有して、その場でCADで納まりを書いたりしながら検討し、

その内容を原寸図に上書きし、確認して進めていきます。

こんな時期で直接会えなかったですが、良い打ち合わせができ、設計の密度が上がってきました。

約２年前から提案・設計している案件が正式にプレスリリースされました。

https://www.kkr.mlit.go.jp/akashi/P-PFI/pdf/parknintei_1.pdf

国初のP-PFIになるので、慎重に検討・調整を行ってきました。

ここにしかない場所を創るべく、

気を引き締めて、来年の夏のオープンに向けて進めて行きます！

コロナの影響もあり、事業費の見直しに伴い、

設計内容を変更することになりました。

２階建てRC造の原案を平屋建て鉄骨造に変更します。

コスト削減による大幅な変更は、出来ないことを増やしてしまいがちですが、

平屋でしか出来ない可能性があるはずなので、考え方を０に戻し、

敷地の長さを活かした屋根が連続する軽やかな建築を目指して、スタディ中です。

公園の木々と連続したような１階のピロティ空間とランダムな柱で支えられたボイドスラブにより２階へプールを持ち上げます。大阪湾を上からのぞむ50mのプールはこの施設は核になる場所です。

模型を使って全体構成や見え方を説明しました。模型のおかげで案を気にって頂いたので基本設計を詰めていきます。

今年の初めに関わった事業プロポの結果が発表され、めでたくクライアントが事業者に選定されました。

https://www.kkr.mlit.go.jp/akashi/P-PFI/pdf/parksentei.pdf

スキームも新しく、今後のモデル事業になるような大規模開発の関わることでき、身が引き締まります。

１ヘクタール弱のあまり使われてない土地のポテンシャルを最大限に活かして、ここにしか無い場所を目指します。